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2006-11-16

[]文字の無いレシピ 01:33 文字の無いレシピ - 関係性のデザイン:rokaz を含むブックマーク はてなブックマーク - 文字の無いレシピ - 関係性のデザイン:rokaz 文字の無いレシピ - 関係性のデザイン:rokaz のブックマークコメント

今、授業で学生に「文字のないレシピ」を作成する課題を課しています。(ただし、数字はのぞく、というやさしさ&いじわる付き) 

ちなみに、"バナナ蒸しパン"を作るレシピです。

  

 

「文字使わないで説明できる訳無いじゃん!」「どうしていいか全くわからない」

課題に困惑した学生は、その困惑の中で、われわれが情報伝達において、"文字"というメディアにいかに依存しているか、を実感しているようでした。

そして、文字ではなく図像を使って情報を伝達する際の利点と困難な点を感じ始めている様です。

 

  

今日は、ここでもたびたび紹介しているジャックベルタンの『視覚的変数』を紹介しました。

 1 上下の場所の移動

 2 左右の場所の移動

 3 かたちの変化

 4 大きさの変化

 5 色に関する変動

 6 濃淡の関する変動

 7 きめに関する変動

 8 方向に関する変動

説明しながら、ああ、グラフィックの操作可能な視覚的要素って、本当にコレだけの要素の組み合わせでしかないのだなぁと実感しました。

 

 

[]文字のないレシピ課題で発見したこと 01:33 文字のないレシピ課題で発見したこと - 関係性のデザイン:rokaz を含むブックマーク はてなブックマーク - 文字のないレシピ課題で発見したこと - 関係性のデザイン:rokaz 文字のないレシピ課題で発見したこと - 関係性のデザイン:rokaz のブックマークコメント

文字でも図像でも伝達できない、曖昧概念に気付いた学生がいました。

それは、「メレンゲが崩れない様に"さっくり混ぜる"」という過程を、どう説明すれば良いのか分からない、という問題から発生した発見でした。

 

"さっくり"+"混ぜる" は、「さっくり混ぜる」という一連の動作を表現する動詞なのか、それとも「さっくり」とした状態に「混ぜる」なのか、語彙として曖昧な要素を含んでいます。

 

目の前で一度実演してもらって自ら試してみれば理解できる「へら状のもので、内容物に対して縦に切る様な動作で混ぜる」というあの"さっくり混ぜる"という動作は、とても感覚的で説明しづらい身体的な経験的なものです。

ある種、料理におけるテクニカルタームというか、知らない人には伝わらない「省略語」のような物だと思います。

 

さて、これをどのようにイメージで表現するか。

ここがこの課題の一番の『キモ』かもしれません。

 

 

[]絶対値と相対値 01:33 絶対値と相対値 - 関係性のデザイン:rokaz を含むブックマーク はてなブックマーク - 絶対値と相対値 - 関係性のデザイン:rokaz 絶対値と相対値 - 関係性のデザイン:rokaz のブックマークコメント

レシピ課題での発見、続きます。

 

レシピには「強火」とか「充分にあたたまったら」など、相対的な尺度が使われています。同時に60gや10分などの絶対的な値も使われています。

これらを充分に分析して、分けて考えなければなりません。

 

絶対値はそのまま数値として表記すれば良いですが、相対的な概念に対しては、比較対象を設定してそれよりも多い少ない、高い低いなどを伝える必要があります。

 

この辺りの扱いも、この課題のポイントとして気をつけなければならないでしょう。